満員電車で勉強できたらいいですよね。
もし勉強できたら、満員電車という無駄にエネルギーを使っているだけの時間から、有意義な時間に変えることもできます。
そこで、この記事では満員電車の勉強法について解説していきます。
この記事を読めば、「どうやっても満員電車なんかで勉強できない!」なんて思わなくなるかもしれませんよ。
満員電車の勉強ってどうなの?
そもそも集中しにくい環境である
満員電車はそもそも勉強などに集中しにくい環境です。
- ザワザワと雑音がある
- 人と密集しすぎて小さい本ですら広げにくい
- 不意に押される
- 他人のニオイを感じたり
- 電車なので当然ながら揺れる
- 乗り換えが必要
などなどの理由で、満員電車は集中力も途切れがちな空間です。
なので、私個人的には、少々集中力が切れても、また再開しやすく、細切れ時間でもやりやすい暗記系の勉強がおすすめかと思います。
そもそも暗記系の学習は午前中に行うことで記憶の定着率があがるという説もあります。
もちろんできるのなら、暗記系以外の勉強でもいいです。
ただ家ほどの集中力は保てないことも自覚して、ノルマを緩めに設定した方がいいでしょう。
(このノルマを緩くすることは、暗記系の学習でも言えますね。)
とにかく集中しにくい環境であることを自覚して、勉強の予定をつめこみすぎないようにしたほうが、挫折感も味わいにくくて勉強が継続しやすいですよ。
乗り換えがあるなら…
乗り換えが度々ある場合は、乗り換えのたびに違う勉強をして気分を変えるのもいいでしょう。
乗り換えで、どうせ勉強が途切れるなら、科目を変えて気分新たに勉強再開する作戦です(笑)
もちろんこれは勉強の科目を変えるだけでなくてもいいです。
例えば、3区間乗り換えがあるとしたら、
- 1区間目は勉強
- 2区間目はラジオでニュースを聞く
- 3区間目はちょっとだけ一休みして寝るか好きな音楽を聞く
などの勉強以外のことをやるようなアレンジをしてもいいでしょう。
他には『今日やることを整理しておく』などを入れても一日の効率をあげることができます。
もちろん、いちいち切り替えるのが面倒くさい人は、一つのことに集中してもいいです。
自分の性格にあった勉強法を取り入れてみてくださいね。
満員電車での勉強は迷惑になることも
また、念のため、満員電車での勉強の注意点も言っておきます。
それは、
『満員電車では自分中心に勉強していると迷惑をかける可能性もある。』
ということです。
まれに満員電車で新聞を広げて周りに迷惑をかけている人を見ますよね。
もし、かなりの満員状態なのに、大きな本やノートを広げていたら、同じことになってます。
周りに迷惑をかけてしまうと、よけいなトラブルに巻きこまれる可能性も。
もともと満員電車など人混みではイライラしやすいです。
なので、周りの状況にあわせて勉強するようにしてみてくださいね。
満員電車での勉強法!これであなたもできる?
耳から学習する
満員電車は密集している
私個人的に満員電車でおすすめの勉強方法は、耳から聞いて学習することです。
満員電車では本などを出すのも大変なくらい密集していることも多くあります。
また、混雑が多少マシでも、本を読んだりするのは、電車が揺れたりして大変だったり。
でも、耳にイヤホンをさして勉強するなら、スペースもいらないですし、イヤホンからの音もれがなければ、迷惑もかけにくいです。
(ちなみに車で移動するのが当たり前のアメリカなどでは、耳から音声学習で学ぶ人も多いんですよ。)
スマホなどを活用すると
今は、スマホや携帯プレーヤーなどに音源を入れておけば耳から勉強できる時代です。
多くの名著がオーディオブックになっていたり、インターネットラジオを活用したりして、耳から勉強がしやすい状況です。
英語など語学は、昔から音声学習がかなり効果的でしたよね。
録音勉強法というものもある
また、耳を活用した勉強に、録音勉強法なるものもあります。
録音勉強法とは、自分で教科書などの文章を読んでスマホなどに録音して、電車内などで繰り返し聞く学習方法です。
昔みたいに専用のレコーダーを使わなくても、今はスマホでも録音が簡単にできますよね。
例えば、
- 毎朝1ページ分を5分で読んで録音する
- それを電車の中でくり返し聞く
などとすればいいのではないでしょうか。
(上のページ数はあくまで例なので、どれくらいのページをやるか?などは各自でアレンジしてくださいね。)
試験などが控えていて、暗記が必要な学習にかなり効果的ですよ。
片手で本を読む技を身につける
満員の具合がゆるく、混雑程度なら本を読める場合もあります。
そんなときのために、『片手で本を読む技をおぼえておく』といいでしょう。
(片手は本、片手はつり革みたいな感じです。)
本を親指と小指を、本の文章側の方に差し入れて持ち、親指でページをめくって小指でページを押さえるなどとすると、文庫本程度のサイズなら意外と読めます。
『片手 本 読み方』などで検索すると、多くのサイトが出てくるので、その中から自分にいい方法を見つけてくださいね。
アプリや電子書籍の活用
本が読めるスペースがあるときは、スマホなどの活用もできると思います。
受験用、社会人の勉強用など様々なアプリがあります。
『勉強 アプリ』などと検索すれば、数多く出てきますよ。
片手でも利用しやすいように配慮してくれているアプリも数多くあるので、いろいろ試してみてください。
ノイズキャンセリングのイヤホンを活用
満員電車だとどうしてもザワザワとうるさく感じることもあります。
例えば、隣の人のイヤホンの音がもれていたり、車内アナウンスが入ったり。
そんなときはノイズキャンセリング機能がついているイヤホンをつけて勉強したらいいです。
音楽を聞くと集中できないって人もいると思いますが、そんな人は上で紹介したような音声で学習するようにしたらいいのではないでしょうか。
ただ、騒音がマシになったことで集中し過ぎによる乗り過ごしには注意してください。
超集中してみるのも
また、超集中すると、意外とザワザワした感じが気にならないこともあります。
人間って一度集中しだすと、周りの騒音が聞こえず勉強などに集中できたりします。
ちょっと違う話ですが、ザワザワしてうるさい街中でも友人と会話できたりするのは、必要な情報(友達との会話)だけを取り出せているからです。
必要な情報にだけ集中できるのは、人間が生まれ持った技能とも言えるので、超集中してみましょう。
これは一つの技でもあるので慣れが必要ですが、身につけておけば、今後もずっと使えるので便利ですよ。
ただ満員電車では、どうしても集中力がそがれるような状況になることも多いので、できなくても必要以上に落ちこまないようにしてくださいね。
座れたときに眠くなったら…
満員電車でもなんとか座れるときがあります。
でも、座れた時は揺れにまかせていると眠くなることも。
電車の揺れは、人間にとって心地よい振動と言われる『1/fゆらぎ』にあたるそうで、眠くなるのも当たり前なんです。
なので、この揺れをいったん断ち切るためにも、座席から少し浮かせるといいです。
座席から腰を1センチだけ5秒浮かせる感じ。
これは、揺れを断ち切るだけでなく、軽い運動にもなるので、よけいに目も覚めやすくなります。
なんでも電車の運転手さんも眠くなったときに活用している技のようですよ。
また、本当に眠いときは、時には寝るのもいいです。
5分程度ウトウトするぐらいでも、いざ勉強するときの集中力が増したりするもの。
電車での勉強ではありませんが、昼休みに5分から10分程度の昼寝をし眠気をとばして、午後からの作業の効率を上げている人も結構いますよ。
どうしても満員電車で勉強できないって人は?
電車の時間の変更
どうしても満員電車では勉強できないって人もいると思います。
満員電車は普通にいるだけでも、ストレスになりますもんね。
そんな場合は、わかりやすい解決策ですが、早起きして電車に乗るのもいいでしょう。
15分から30分早い電車にのるだけでも混み具合が結構違うことも。
そして、会社や学校など目的地に早く着いたなら、始業まで勉強してもいいですね。
車両を変えてみる
時間は同じでも、乗る車両を変えてみると、意外と空いているケースもあります。
もしくは最初は混んでいたとしても、途中の駅から空いたりする車両もあったり。
早起きがどうしても難しい場合は、こんな車両の研究(笑)をしてもいいでしょう。
始発駅まで行ってみる
どうしても電車で座って勉強したい人は、逆方向の列車に乗って始発駅から座って勉強する人もいます。
始発駅まで行って、また帰ってくる感じ。
その行って帰ってくる時間のぶん、目的地に行くまでの時間もかかるので、始発駅がいつも乗っている駅から近い場合は活用できると思います。
また、人によっては電車での勉強を効率よく感じる人もいて、そんな場合は少々離れていても始発駅まで行ってから勉強をしている人もいるそうです。
グリーン車の利用
グリーン車があるような路線の場合、勉強を投資と考えてグリーン車を利用している人もいます。
お金がかかるので、グリーン車利用なんて、ためらいそうですね(笑)
でも、確かに満員状態より空いているので、あきらかに集中できるし、休むこともできます。
また、グリーン料金を支払うことで、その料金分を回収したくなる心理も働きます。
なので、より勉強に集中してやろうという気合も入りやすくなる効果も期待できるんですよ。
まとめ
満員電車で勉強する方法について解説しました。
あくまでこの記事はアイデアを提供しているだけなので、自分の性格にあった感じで臨機応変にアレンジしてみてくださいね。
また、満員電車ではどうしてもストレスがたまります。
ストレスがたまると、勉強にも集中できないですよね。
そこで、次の記事では満員電車のストレスの原因を整理して、その対策を紹介しているので、よければあわせてお読みくださいね。
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