幼稚園から家に帰ってからぐずると困ってしまいますよね。
夕食などを準備する時間で忙しかったりするのに、ぐずって荒れられると、どうしたらいいのかわからなくなるものです。
そこでこの記事では、幼稚園児が帰ってからぐずる理由を整理して、帰宅後荒れるときの対処方法を解説していきます。
お子さんとの関わり方の参考にしてみてくださいね。
幼稚園後に帰ってからぐずる理由は?なぜなの?
幼稚園でがんばっているから
子供さんが幼稚園から帰宅後にぐずるのは、幼稚園でがんばっている裏返しともいえます。
お子さんも幼稚園という外部の環境で良い子を演じようとしているもの。
幼稚園では先生がサポートをしてくれるかもしれませんが、自分でやらなければいけないことも多くあります。
また、いろんな性格のお友達もいて、子供なりに気をつかう必要もあったり。
例えば、
- 幼稚園についたら出席シールなどを帳面にはる
- 道具などの片付けも自分でやらされる
- いろんな場面でみんなで一緒に行動することが求められる
- 時にはお友達とケンカになることもある
などなど。
子供さんも幼いながらも家とは違う環境で集団生活になじんでいこうとがんばっているんです。
大人でも慣れない場所や集団の中にいると疲れてしまいますよね。
そんなふうにいろいろと疲れているので、気の許せるママには疲れている自分をだしているんです。
親のあなたも何だかわからないけど疲れてしまって、旦那さんや実の母や父に素の自分(多くは負の感情)を出してしまうことがあると思います。
それと同じなんですね。
親の不安を感じて…
親が不安などを感じて、さらにぐずりがひどくなっている可能性もあります。
子供がぐずると、親だって人間なので、
- 「大丈夫かな」と不安に思う
- イライラする
- 「付き合ってられない」と思う
などなど、負の感情がでてくるもの。
そんな親の負の感情を感じ取って、よけいにぐずっているかもしれないんです。
大人同士でも感情と感情がぶつかってしまうと、はげしくケンカになってしまいます。
子供とはいえ、そんな親の負の感情を感じているんです。
子供も子供なりにいろいろ感じているなんて、成長を実感しつつも子育ての難しさを感じますね。
眠たいから
単純に眠たいからぐずっている可能性もあります。
子供は朝に自然に起きてきても、睡眠が足りないことも。
3歳~5歳で昼寝も含めて1日10時間~13時間必要だとも言われています。
幼稚園では昼寝をしないことも多いので、ぐずっているのは単に眠たいからかもしれません。
幼稚園で帰宅後荒れるときの対処方法は?
早寝や昼寝をさせてあげる
上でもお伝えしましたが、子供は朝に自然に起きてきても、睡眠が足りないこともあります。
ぐずっているのは疲れているだけで、昼寝をしたら大丈夫な家庭もあったり。
なので、ぐずるようならば、昼寝をうながしてあげてもいいかもしれません。
例えば、おやつか何かをあげた後にでも(食べると眠たくなりやすくなるので)、昼寝をすすめてみるのもいいでしょう。
また、早寝できるように、帰ってきたらすぐに夕食やお風呂に入れるように準備しておくのもいいです。
ただ、それでもぐずりがなおらないし、うながしても昼寝もする様子がないときもあるとは思います。
そんな場合は次からの対応方法を試してみてくださいね。
幼稚園の先生に相談してみる
自宅に帰ってからのぐずりがひどいのなら、幼稚園の先生に相談してみるといいです。
先生はいわば幼稚園児のスペシャリストなので、いろんな事例や対処方法を知っていたりします。
その相談した先生では解決方法がわからなくても、周りにも同僚の先生もいるのでスペシャリスト同士で相談もしてくれたりもするでしょう。
幼稚園の様子がわかれば、家庭での対策のヒントがわかったりすることもあります。
幼稚園の様子を聞いて、家ではぐずっても幼稚園ではトラブルなく過ごしていることもあるかもしれませんが、そういう事実知ることで「この子もがんばっているんだ」と実感もしやすくなります。
なので、帰宅後のぐずりがひどいのなら幼稚園の先生に相談してみましょう。
ぎゅっと抱きしめてあげる
子供がぐずったときに、ぎゅっと抱きしめてあげるといいです。
子供とのスキンシップは、子供にとって大きなストレス解消になります。
なので、子供がぐずったときは、
- うんうん
- よしよし
といいながら抱きしめてあげましょう。
抱っこを嫌がっても、抱っこして
- 大丈夫だよ
- がんばったね
などといいながら、抱きしめてあげる感じ。
もしかしたら、ぐずり以外でも一時的に甘えがすごくなるかもしれませんが、『幼稚園で過ごすためのエネルギー補給』と考えあげて少し優しく接してあげてください。
そもそも抱きしめてあげることが、子供にとってエネルギー補給になります。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、幼稚園児ぐらいの小さい子供は愛情というエネルギーで満たしてあげるのも大事なこと。
その他いろいろな親子のスキンシップも子供にとってストレス解消になるので、いろいろとやってみてもいいと思います。
話をそのまま受け取らない
子供がぐすっている内容をそのまま受け取らないことも大事です。
ママに対して理不尽(りふじん)なわがままを言うことも多いかもしれません。
なんというか、
- 怒りたいから怒る理由を見つけて言う
- ぐずりたいからぐずる理由を見つけて言う
みたいに難癖(なんくせ)つけてくる感じ。
上でも説明しましたが幼稚園でがんばったことでストレスがたまっているので、その発散するためにぐずっているんです。
なので、もしママに難癖をつけてきたとしても、気にしないこと。
気にしてしまって、こちらがイライラするとよけいにぐずったりすることもあります。
子供が難癖をつけてきても、
- ああ、幼稚園で大変だねぇ
- はいはい
と聞き流す感じです。(でも、ちゃんと聞いているふりはする)
そして、上で紹介したように抱きしめてあげてもいいでしょう。
しばらく見守る
子供が幼稚園から帰ったときにぐずったら、ある程度放置している家庭もあります。
ずっと放置も問題かもしれませんが、確かに泣かせてあげることで発散もできるはず。
ある程度泣かせて気持ちを発散させて、その後、抱きしめてあげたらいいと思います。
適度に手をぬくことも
子供の対応に時間がとられてしまうと思うので、家事などは適度に手をぬくことも大事です。
子供がぐずるなか、家事も完璧にがんばろうとすると、どうしても
- イライラしたり
- 気持ち的にも疲れてしまったり
するものです。
そうなると、そんな気持ちを感じ取った子供がよけいにぐずることも。
子供のぐずりはいつまでも続かないはずなので、「今は仕方がない」と家事などを適度に手をぬくようにしましょう。
夕食はある程度準備しておく
帰宅後にぐずられたら、夕食の準備もすすまなくて、困ってしまうこともあると思います。
夕食の準備がすすまないと、親だって人間なのでイライラもするもの。
なので、子供が幼稚園に行っている間に(午前中など)、夕食の準備など夕方にやる予定の家事をある程度終わらせておくといいです。
生活リズムを変えたりすることも必要かもしれませんが、子供がぐずりながらの家事は大変なので、できる限りでいいので夕食の準備などを終わらせておきましょう。
時間が解決してくれると思う
このような幼稚園児の帰宅後のぐずりは、
- 入園してすぐだったり
- 新学期がはじまったり
といった環境の変化しているタイミングでぐずるようなことが起こる場合も多いです。
多くのご家庭では夏休みくらいまでには慣れて落ち着くことも多いようので、時間が解決してくれると気長な姿勢も大事です。
「時間が解決してくれる」と思うことで、子供への対応にも多少は余裕をもって取り組みやすくなりますしね。
まとめ
幼稚園児が帰ってからぐずる理由とその対処方法を解説しました。
何度もいいますが、子供は幼稚園でがんばっています。
大変とは思いますが、この記事を参考に子供に愛情というエネルギーをそそいてあげてくださいね。
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