新入社員で怒られると怖いと感じたりします。
怖いまで感じなくても、落ち込んだりして嫌なものです。
やっぱり人間怒られたくありませんよね。
そこで、新入社員が怒られる理由を整理して、その対処方法を解説していきます。
この記事を読めば怒られる日々を解決するヒントがあるかもしれませんよ。
新入社員が怒られる理由は?当たり前のことが…
当たり前のことが…
新入社員が怒られるのは、当たり前のことができていないからということでもあります。
よく「新人が怒られるのは当たり前」なんていいますが、当たり前ののことができていないから怒られても当たり前なんですね(笑)
例えば、
- 言葉遣い(タメ口に近い言葉で話したり)
- 挨拶がない(挨拶していても小さい声で話したり、モゴモゴ言ったり)
- メモをとらない(メモを取らずに同じことを何度も聞くとヤバいかも 笑)
- 時間を守らない(学生の気分がぬけないと、時間の意識も低くなったり)
- 報告しない(ミスを報告しなかったり)
- 電話対応がなっていない(電話内容を伝言できない)
- すぐ言い訳する(言い訳したくなる気持ちもわかりますが、印象は…)
などなどのことをやっていると、怒られて当たり前のようにも思います。
上にあげた多くが仕事の内容というより、仕事に取り組む姿勢をあらわしたものだからです。
そういう細かいツッコミどころが多いから、仕事の内容でも簡単なミスをしたくらいでも怒られたりします。
新人は階級社会の…
また、新入社員は会社という階級社会の最下層にいることも大きいです。
会社って社長→役員→部長→課長→係長→平社員といった階級社会でもあります。
その階級社会の最下層にいるのが、新入社員です。
新人は平社員のなかでも一番下に位置づけられています。
そんな階級社会の一番下であると、やっぱり信頼も低く見てしまうのが人間です。
逆に『社長』や『大学教授』など肩書きがあると、その人の人間性は置いておいて信頼感があって立派に見えてしまう特性が人間にはあります。
なので、一番下の立場である新入社員はおのずと信頼感も低くなって、結果、いろんな人から怒られやすくなってしまうものなんです。
(新人なので、もちろん仕事もできないですし…)
ああ、社会って厳しいですね(笑)
新入社員で怒られるので怖い!その対処方法は?
怒られているのではなく指導をしてもらっていると思う
新入社員で怒られるときの対処方法として、『怒られているのではなく指導してもらっていると思う』といいでしょう。
人間「本当にどうしようもない」と思ったらったらさじを投げるものです。
怒られるとは、ある意味気にかけてもらっているともいえます。
なので、素直に受け止めて『怒られた』のではなく、『指導をしてもらった』と思うようにするいいです。
また、そのような『指導してもらった』という素直な姿勢で接していると、その怒ってくる上司や先輩との仲が良くなったりすることもあります。
上司や先輩も自分の言うことを聞いてくれるか不安があるものです。
そして、怒るということは怒る側も労力がかなり必要。
そんななか、怒られ下手の新入社員は、『怒られる=嫌なことをしてくる』ととらえるものです。
それは姿勢としては受け身ですし、ちょっと厳しくいうと『被害者意識的である』ともいえます。
もちろん理不尽に怒られることもあるかもしれないですが、怒られるのは理由があるものです。
もしかしたら相手の意見がおかしいこともあるかもしれませんが、いったん受け入れる姿勢は相手から好感をもたれるものですよ。
そして、『怒られている』というネガティブな状況を被害者ぶって考えるのではなく、『指導されている』と考え、その怒られている内容にフォーカスした方がかなり生産的です。
自分はド新人であることを謙虚にうけとめ、相手の意見の通りに改善するようにしましょう。
とにかく大事なのは怒られているという『受け身で被害者意識的なものから抜け出そうとすること』。
この考えがあると、主体的に考えれるようになって成長を加速させるものですよ。
(ちょっと厳しすぎて受け取り難く感じるかもしれませんが、本当に大事な考えだと思うので少しずつでいいので取り入れてみてください。この考えを少しずつ取り入れると日々の仕事が本当に変わってくるはずなので。)
まあ、私の新人時代も今思うと、「仕事の姿勢があまく責任感がなかったな」と反省しています。
先輩や上司から怒られると、「なんだよ、怒りやがって怖すぎ。うっとおしいな」なんて考えていました(笑)
でも、「『怒られる』と考えるのは自分は受け身で被害者的であった」と気付いてからは、真摯(しんし)に仕事の意見を受け入れるようにもなりました。
いきなり意識を変えることは難しいと思いますが、少しづつでいいので変えていきましょう。
怒られたときに素直に謝り感謝してみる
『怒られたときは素直に謝り、逆に感謝の姿勢をしめす』のもいいです。
怒られたときにこちらもブスっとした態度であると、上司も微妙な気分になるもの。
先程もお伝えしましたが、上司や先輩も自分の言うことが伝わっているか不安でもあります。
そんなときに、
- 「教えていただきありがとうございます」
- 「ご指導ありがとうございます。」
- 「他にも何かあればもっとお教えください」
などと言えば印象がめちゃくちゃ変わります。
感謝することで素直な姿勢を相手にアピールにもつながるんです(笑)
素直に聞くことはできても、感謝の姿勢までだす新人ってなかなかいないもの。
素直に聞くだけでなく感謝の姿勢まで表明すると、「こいつは…」と上司や先輩も怒り方を考えてくれるかもしれません。
極端な話をすると、怒られ上手な新入社員は怒ってくれる人を味方だと思っているものですよ。
怒りのパターンを知る機会だと思う
上司や先輩から怒られたときに、『怒りのパターンを知る機会だと思う』のもいいです。
怒られるのは嫌なものですが、長い人生、他者の怒りにふれざるえない場面もどうしてもでてきます。
ただ、怒りの表明の仕方は人それぞれで、対応方法も異なります。
なので、せっかく今怒られているのだから(笑)、「怒りのパターンを知れる」と考えてみるんです。
怒りのパターンや対処方法がわかると、これからの人生に間違いなく役立ちます。
また、「怒りのいろんなパターンを知れる」と考えることで、冷静に状況も整理しやすくなる効果もあるんです。
やっぱり怒られるのは嫌なもので、冷静に対処することは難しかったりします。
でも、「怒りのパターンを知れる」と考えようとすると、自然に引いた感じで見れて冷静に対処しやすくなるんです。
不思議ですが、実際私もこのように考えて、怒っている上司や先輩を冷静にとらえることができましたよ。
敬語で話そうとしてみる
やっぱり敬語ができていないと、上司や先輩から低く見られてしまうものです。
よく言う話ですが、上司に謝るときは「すいません」ではなく「申し訳ありませんでした」が正しいのですが、使えてますでしょうか。
恥ずかしい話ですが、私の新人のときは全く使えてませんでした(笑)
上司や先輩の態度にもよりますが、基本的には敬語を使って話すことが大事です。
社会にでたばかりであれば完全に正しい敬語は使えないかもしれませんが、誠意をもって話そうとすると相手にも伝わります。
誠意をもって敬語を話そうとする姿勢から、上司や先輩も何か感じ取ってくれるものです。
もし、敬語が難しいと思うのなら、上司や先輩が電話などでお客さんに話している言葉をマネすることからはじめてみたらいいでしょう。
また、私の新人のときは敬語を外国語と同じようにとらえて、CDなど音声付きの本を買って耳でききながら学びましたよ。
(ちなみに私は外国人向けの日本語教材を使って学びました。)
とにかく一つずつできることを増やす
少しでも怒られないようにするためには、やっぱりミスを減らすことが大事です。
なので、とにかく一つづつできることを増やしていくといいでしょう。
昨日の自分と比べて、昨日よりも成長していく何かをプラスしていくイメージ。
例えば、
- 単純なミスを繰り返しているなら、まずはそれをしないように心がける
- ミスを報告できていなかったのなら、ちゃんと報告する
などなど少しずつ改善していけば、怒られることも減りますし、自分が成長できていることも実感しやすいですよ。
メモやノートをちゃんととる
怒らないようにするためには、メモやノートをちゃんととることも大事です。
何でもメモをとるくらいの姿勢を見せるといいでしょう。
実際メモをとる姿勢を見せておくと、上司や先輩から見ても「こいつは真剣だ」と思われやすくなります。
『新人時代はメモをとるふりだけでもしろ!』なんて新人処世術もあるくらいです(笑)
また、メモやノートはほったらしにしておくと、後で読んでもわからなくなります。
なので、後で時間をとって、自分なりにまとめたりしたほうがいいです。
その際、失敗した理由をふりかえって、対策も一緒に考えるとよりベターかと思います。
毎日メモとは違うノートにまとめなおしてもいいくらいです。
毎日このようにしていたら、自然とミスも減り怒られなくなっていくもの。
「無駄な努力はある」なんて思いやすい世の中でもありますが(笑)、私自身は「無駄な努力はない」と思います。
特に上で紹介したように、ちゃんと失敗した理由などを検証していれば無駄な努力にはなりずらいはず。
最初は空回りしているように思えるかも知れませんが、そういう積み重ねで成長できるもの。
新人時代からノートをとったりする努力を積み重ねると、
- 悩んでいたことが財産になる
- これをすることで同じミスを2度繰り返しにくくなる
- 小さなことも気がつくようになる(気がきくやつと思われ、怒られにくくなる)
そんなことも起きやすくなりますよ。
怒っている社員が何を望んでいるかを考える
新入社員には難しいかもしれませんが、『怒っている先輩や上司が何を望んでいるか考える』のもいいです。
たとえ理不尽に怒っているように見えても、怒られている以上は何か理由があるので、それに気付くようにする感じ。
そのときの状況やメモをとったことなど見返しながら考えてみましょう。
考えてみると、何個か仮説を立てられるのではないでしょうか。
もし仮説を立てることができなくても、状況をネットで検索したらヒントとなる答えがでてきたりもします。(まあ、でてこないこともありますが…)
怒られるのはちゃんと原因があります。
最初から答えはでないかもしれませんが、仮説を立てて考えるようにすると徐々にわかるようになってくるものですよ。
怒っている人を観察する
怒ってくる先輩や上司を観察する姿勢で見ておくのもいいです。
観察の意識をもっておく感じ。
何となく怒られているだけでは発見できないですが、観察の意識をもって相手を観ると怒りのツボも見えてきたりします。
このように観察しておくと、先輩や上司の怒りの前兆(ぜんちょう)もわかったり(笑)
こんな人の怒りの前兆がわかるようになると、別の場面でも空気を読んだ行動がとれるようになるものです。
現在の怒られている状況を改善するのにも役立つし、将来にも役立つスキルなので観察する意識をもって先輩や上司を見てみましょう。
うまくやっている先輩や同僚に相談する
怒ることが多い上司であっても、怒られないようにうまくやっている先輩や同僚がいませんでしょうか。
いたら、そんな先輩からアドバイスをもらうのもいいかも。
例えば、その先輩に「怒られてばかりですが、自分の何が悪いのでしょう?」と相談してみると、その先輩なりの処世術を教えてくれるかもしれません。
器用に立ち回るのがうまい先輩っていたりするものです。
そんな人に相談すると厳しく言ってくる人の攻略法を教えてくれたりします。
また、その先輩や同僚も、その上司が厳しく言ってくるのを好ましく思っていないことも多いです。
そうすると、ともに共通の敵(上司)があるように感じられて、仲間感がでて仲良くなれたりもしますよ。
必要以上に引きずらないようにする
冒頭でも言いましたが、新入社員は怒られて当たり前です。
なので、必要以上に引きずらないようにしましょう。
「また怒られるかも」と考えすぎると、プレッシャーになって新たなミスを誘発します。
次は怒られないようにミスを改善する姿勢は大事ですが、誰しも怒られて成長するもの。
「怒られた…」と周りを否定したり、今までの自分を否定しすぎたりしないようにして、必要以上に引きずらないようにしましょう。
また、必要以上に引きずってしまって、おどおどした態度はよけいにイライラさせてしまうものです。
怒られにくい人は日頃から自分の表情や行動に気を遣っていたりします。
これは印象をコントロールしているともいえるでしょう。
必要以上に引きずることはマイナスなことも多いので、やってしまったことは仕方がないくらいの姿勢で改善していくようにしたらいいんです。
上で紹介したような方法を(例えば、ノートにまとめることなど)をしていくと、おのずとミスも減っていくはずですしね。
同期がいるならはどうしているか聞く
もし同期がいるなら、「どうしているか」聞いてみてもいいでしょう。
他業種の友人に相談しても、「大変だね」くらいにしか会話が発展しないものです。
でも、同期であるなら部署が違うかもしれませんが、参考になることも多くあるはず。
もし、同期の立ち回り方がうまくあまり怒られていないのであれば、その同期のやり方をマネさせてもらったらいいだけです。
なので、同期がいるなら相談してみるのもいいと思いますよ。
ただし同期にグチは言わないようにはしてください。
そんなグチって同期の悪気なく広まる可能性もありますからね。
理不尽に怒られる場合は…(人格の否定や悪口は気にしない)
もし、
- 人格の否定的なことを言われる
- 悪口を言われる
ような理不尽に怒られる場合は、そんなことは気にしないようにしましょう。
それは指導ではなく、言葉の暴力です。
ただ上司や先輩を変えることができないものなので、「仕方ない」と割り切って半分聞き流す感じでいきましょう。
もちろん、ミスをしたことの改善にはつとめるようにします。
理不尽な怒られ方をしたときは、今後自分が教える立場になったときの反面教師にしたらいいと思います。
実際、イライラと怒られた経験がある人が上司になったときには、感情的に怒らない良い上司になっているケースも多いものです。
そんな言葉の暴力を言ってくる人を反面教師としてとられることで、冷静に対処もしやすくなります。
私も人格否定的なことを新人時代に言われたことがあります。
今思うと、その先輩は感情コントロールが下手くそな人でした。
でも、その人を観察して、その人の感情のツボがわかるようになると、味方になってくれて逆に仕事がしやすくなったこともありましたよ。
ストレス発散する
怒られているのなら、プライベートな時間にストレスを発散することも大事です。
例えば、
- 友人と話す
- 休みの日に遊びに行く
などなど適度にストレス発散することで、会社の上司や先輩が怒っている事実も受け止めやすくなるもの。
やっぱり心のキャパシティがないと、会社でもいっぱいいっぱいになってしまいます。
仕事と向き合う姿勢も大事ですが、適度にストレス発散もするようにしたらいいですよ。
私も新人時代はストレス発散のために、休みの日は公園を散歩したりしていました。
散歩すると、不思議なことに怒られていることの改善する案もでてきたりしましたよ。
仕事以外のことをやることで、仕事のアイデアがでることもあるんですね(笑)
まとめ
新入社員が怒られる理由を整理して対処方法を解説しました。
正直、怒られるとヘコみますが、真摯(しんし)に受け止めると成長もできます。
この記事が怒られる現状の改善につながれば、幸いです。
▼その他の新入社員できついと思うときなどの対策についてはこちら▼
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