パートなのに新人教育をまかせられると、正直ちょっとモヤモヤしますよね。
なかにはパートなのに社員さんに教育するケースもあったり…。
そこで、この記事では、
- パートが新人教育することの世間的な意見
- パートが新人教育する方法
をお伝えしていきます。
この記事を読んで、職場での過ごし方の参考にしてみてくださいね。
パートなのに新人教育ってどう?その意見は?
パートに新人教育させるのは…
やっぱり「パートさんに新人教育させるのは、あまり良くないのでは?」との意見も多くあります。
新人さんから見ても、
- 「この人は社員でもないのに、なんで教えてるの?」
- 「パートのくせに教育係なの?」
などと思われる可能性があります。
そんな感じで新人さんが「パートのくせに」みたいに思ってしまうと、やっぱり仕事を覚えにくくなったり。
新人のうちは大変なので、どうしても仕事から逃げたくなるもの。
そんなふうに新人さんは逃げたい気持ちになりやすいので、パートさんが教えていると「パートが教えるからだ」など仕事と向き合わない理由を新人さんに与えてしまいます。
また、自分も「パートだから…」と教育する姿勢に甘えも入ってしまいがちに…。
そもそも新人さんを教育すること自体が社員であろうがパートであろうが大変。
そこで、「パートだから」と、うまく教育ができない理由を自分に与えてしまうんです。
こんな感じなので、新人教育は社員の仕事だと認識している人も世間には多くいます。
責任が重いパートも
世間には新人教育が社員の仕事だと思っている人も多いのですが、実際は責任の重いパートも増えています。
例えば、
- スーパーのある部署のリーダーになる
- 飲食店で店長がいないときのリーダーになる
- パートの身分のまま店長業務をする
などといったことも多くなっているようです。
また、社員や上司自ら教育すると、「新人は社員や上司が教えるもの」とパートさんが思ってしまうことを問題に思っている場合もあります。
「新人は特定の人が育てるのではなく、みんなで育てるもの」という認識になってほしいけど、そんな認識になっていないのを問題視しているということですね。
なので、「自分たちもしっかり教えないと」と思わせるために、あえてパートさんに教育をお願いしているケースもあります。
このような背景もあるからなのか新人教育をパートさんなのに頼まれたら、「会社が決めたなら仕方がない」とがんばっているパートさんも多くいるようです。
そもそも労働基準法では…
そもそも労働基準法ではパートも正社員も『労働者』という同じくくりです。
(ただ、パートは正社員よりも短い所定労働時間働く労働者のことで、多くの場合雇用期間の取り決めがあります。)
このように労働時間に違いはありますが、仕事の内容に関することは法律で明確に定められていないようです。
なので、法律的にはパートだけど正社員と同じ仕事を与えられることも十分ありえるということですね。
パートなのに新人教育!教えるときはどうしたらいい?
「パートだから」と思いすぎない
新人教育をまかせられているのなら、気持ちを切り替えて「パートだから…」と思いすぎないようにすることです。
たしかに、
- 「パートだから〇〇できない」
- 「パートなのに〇〇させられている」
などと思ってしまう気持ちもわかります。
でも、もう新人教育をやっているのに(あるいはやることが決まっているのに)、「〇〇だから」「〇〇なのに」などとモヤモヤ考えてしまうのは、なんというか自分の思考のエネルギーの無駄使いのように思います。
「〇〇だから」「〇〇なのに」とできない理由を頭の中でグルグル考えても疲れるだけで、物事が前に進んでいかないというか…。
どうせ考えるなら、
- 「どうしたらこの新人さんが育つだろう」
- 「この新人教育を通じて私はどう学ぼう」
などに自分のパワーを使ったほうが、物事が進んでいくはずです。
そもそもちゃんと仕事ができない人に新人の教育はまかせないもの。
教育係をまかせられたということは、その会社から少なからず評価されているということです。
どうしても「パートなのに」と思ってしまう気持ちもわかりますが、少しでも気持ちを切り替えてがんばったほうが、自分のためになると思いますよ。
自分の子供を育てる気持ちで
新人教育で大切なのは、自分の子供を育てるのと同じ気持ちで新人さんに接してあげることです。
その新人さんや自分の年齢に関係なく、子供を育てるような感じで接してあげましょう。
なかなか思い通りに新人さんは育ってくれないし、行動もしてくれないと思います。
そんな感じで自分の思う通りに動いてくれないと、正直イラッとしますよね。
でも、「新人さんは子供と同じ」と考えると、そのイライラも少しマシに思えるのではないでしょうか。
子供だと考えると、思う通りに動いてくれなくて当たり前ですもんね。
新人さんは新人さんの事情や理由があって、思い通りに動いてくれないもの。
- 不安だから思うように動けない
- 緊張しているのであなたの指示が耳に入らない
- そこまで働くことを大切に思っていない
- がんばらずに、どうにか過ごせたらいいと考えている
などなど、いろんな理由で新人さんは思い通りに動いていくれません。
他人であるその新人さんを変えることは本当に難しいです。
変わってくれないと、あなたもモヤモヤした気分になると思います。
でも、その新人さんのことを「子供だからなかなか変わってくれないのも仕方ないな」と思うことで、あなたが必要以上に疲れるのも防ぐこともできるんです。
この『子供を育てるような感じで新人教育する』ということは、多くの新人教育担当が話しています。
子供を育てるような感じで新人さんに接してあげましょう。
できる限りイライラした姿勢を見せないようにする
上でお伝えした『子供のように接する』こととつながりますが、新人さんに対してできる限りイライラした姿勢を見せないようにすることも大事です。
あなたがイライラしていたら、周りの社員から教え方が悪いように見えてしまうもの。
イライラしないためには、上でお伝えした『子供のように接する』ことも有効ですし、
- 自分ができたことを相手もすぐにできるとは限らない
- 能力は人それぞれ
などと思うことでも、少しはイライラを回避することができます。
他には、忙しい時に質問を聞きにきたりしたらイライラしたりしますが、その場合は
- 「ちょっと忙しいから、ちょっとだけ待っててくれる?」
- 「ちょっと頭切り替えるから待ってってね」
のようにイライラしそうになったら、自分から時間をとるようにするのもいいと思います。
あなたがイライラすると、あなたの評価も下がってしまうし、新人さんも萎縮(いしゅく)してしまうこともあるでしょう。
最近の新人さんはすぐにやめる傾向もあるので、イライラをださないように努力することも大事だと思います。
新人を教えるメリットも考える
新人教育って本当に大変ですよね。
そんな大変な新人教育を乗り切るために、新人さんを育てることのメリットに着目するのもいいでしょう。
例えば、
- 新人さんが育つことで、自分も少しは楽になる
- 大変なときも助けてもらえやすくなる
- 自分が休んでも、ある程度仕事をやってくれるので、休み明けの仕事の量がマシになる
- 新人さんに教えることで自分がやっていることも整理できる
- 新人さんに教えることで、自分のコミュニケーション力もあがる
などなどメリットもあると思います。
やっぱりマイナス面ばかり注目していると、嫌になって当たり前です。
パート職員であると、どうしても「パートだから」と弱気になりやすかったりするので、メリットにも着目して、新人教育を乗りきっていきましょう。
「パートだから」ということを聞かないときは…
新人さんによっては、
- 「パートだから」
- 「パートのくせに」
みたいな感じで、こちらの言うことを聞いてくれないときもあります。
上でもお伝えしましたが、業務時間が違うだけで、仕事の内容はパートも社員も法律上は同じです。
でも、「パートだから」と軽くみる人がいるのも事実。
そんな感じで「自分の言うことを聞いてくれない」などと感じるなら、社員さんや上司に相談したほうがいいでしょう。
その新人さんが覚える気持ちがないのに、上司から「教え方が悪い」と思われても困ってしまいますよよね。
でも、社員さんや上司に相談することで巻き込むことができて、そんな悪い評価を回避することもできます。
そもそも教育係が教えても新人さんが仕事を覚えてくれないときは、社員さんでも上司や他の同僚に相談するのは普通のこと。
相談することで自分では気づけなかった対処方法を教えてくれることもあるので、新人教育がうまくいってないと感じたときは、社員さんや上司に相談してみましょう。
まとめ
パートなのに新人教育についての意見と、まかされたときの対処方法をお伝えしました。
正直、パートなのに新人教育をまかせられると、モヤモヤする部分もあると思います。
でも、新人教育をすることで、あなたが成長できることも多くあるはず。
上司や他の社員さんに相談しながら、がんばってみてくださいね。
この記事が、新人教育に少しでも役立てば幸いです。
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