仕事教えてくれる人が下手な場合ってあります…。
せっかくはじめた仕事なのに、教え方が悪い上司や先輩がいたら困りますよね。
そこで、仕事を教えてくれる人が下手な場合の特徴を整理して、その対処方法を解説していきます。
この記事を読んで、仕事を教えてくれる人が下手で困っている状況から改善できるヒントを得てみてくださいね。
仕事を教えてくれる人が下手な場合の特徴は?
仕事はできるけど説明が下手すぎ
仕事を教えるのが下手な人には、仕事はできるけど、いざ新人に説明しようとすると説明が下手な人もいます。
そんな先輩や上司は自分一人で行動できるのですが、教えるために言語化、体系化していなかったりして、教えるのが下手です。
- 1つ1つの話がつながりがなくバラバラな説明をする
- 専門用語を教えてくれるけど、体系的でない
- バーっとなど擬音で説明する
などなどな感じ。
よくいいますが、『名選手は名コーチにあらず』ってことですね。
昔からそんなタイプの人っています。
例えば、ちょっと古いですが、元巨人の長島さんとか。
そんな人は直感やひらめき、一瞬の理解力などはすごい能力なんですが、いざ教えるとなると「…」な感じな人が多いです。
「ああ、自分も天才に生まれてきたかった」って思ってしまいますね(笑)
相手の立場に立って考えられない
教えるのが下手な人には、相手の立場に立って考えられない人もいます。
そんな相手の立場にたって考えれない人は、社会にはまあまあいるものです。
そんな人は、
- 自分ができる(できた)のだから他人もできる(できた)と思っている
- 自分ができなかった新人時代を通過したことを忘れている
のどちらかでしょうね。
そんな人は初心者からすると理解できない専門用語を当たり前のように使ってきたり…。
いきなり専門用語を使われても「いやいやいきなり言われても、そんな言葉知らないんですが…」なんて思ってしまいます。
まあ、そんなツッコミはとても口にだして言えないのですが…(笑)
必要以上に高圧的・威圧的
仕事の教え方が下手な人には、必要以上に高圧的・威圧的(いあつてき)な人もいます。
仕事の先輩なのである程度はたてますが、必要以上に高圧的になると相談や報告もしづらくなるものです。
そんなタイプの人は、感情的な人も多いです。
例えば、上司が「教えてあげて」と言うと、あからさまに嫌な顔をしたりします。
また、そんな人に限って「見て覚えろ」などと言いますが、新人でわからないことが多すぎるのに「そんなこと言われても…」って感じです。
おそらく自分に余裕がないこともあるのでしょうね。
また、元々の性格や仕事の姿勢が高圧的な人もいます。
性格や仕事の姿勢だったら仕方ないのかもしれませんが、「もう少し優しい態度をだしてくれたらいいのに」と思ってしまいますよね(笑)
そもそも仕事ができないので…
そもそも仕事ができないので、教えるのが下手な人もいます。
「じゃあ、なんでそんな人が上司や教育担当になったの?」と不思議に思ってしまいますよね。
そんな人でも人間関係などで取り入るのが上手であると出世したりするもの。
「ああ、社会の現実…」って感じですね(笑)
そんな人は、
- 話すたびに言うことが違ったり(仕事ができない人は応用力がなかったりします)
- 原理を理解していないから、「理由などどうでもいい。こうしたらいいんだ」的なことを言ってきたり
- 何かに付けて「臨機応変に」などと言ってきたり(確かに臨機応変な姿勢は正しいのですが、最初から臨機応変と言われても困ってしまいますよね。)
のようなことをします。
あげくに間違った方法などを教えられることもあったり…。
本当に困った先輩ですね。
先輩によって言うことが異なる
もし複数の先輩から教えてもらっているようなときであれば、言ってることがバラバラで先輩によって言うことが異なることもあります。
親切に教えてくれるのはありがたいことですが、別の先輩から違うことを言われるとどっちを信じたらいいか困ってしまうものです。
どこかの探偵みたいに「真実はいつも一つ」と言ってみたいですが、実際の社会はそうではないんですね…(笑)
仕事の教え方が下手な上司や先輩の対処法は?
上司や先輩なのでとりあえず…
上司や先輩の仕事の教え方が悪いときは、『上司や先輩なのでとりあえず言うことを聞く』という姿勢が大切です。
そんな教え方が下手な人でも、関係性が悪くなると今後会社での仕事がやりずらくなります。
もちろん、教え方が上手い人から教わったほうがいいのですが、そんな下手な人が上司や教育担当になってしまっている事実は動かせません。
なので、ある意味仕方がないと割り切って、自分に自ら切り開いていく姿勢が求められます。
新人で何もわからないことも多いとは思いますが、自分でその先輩に質問などをして自ら仕事を覚えるものと考えるようにしたらいいです。
ただ受け身に教わるだけでなく、主体的に質問もしていくイメージ。
「もっと手取り足取り教えてほしかった…」と思うでしょうが、主体的に動くことを覚える良い機会だとポジティブにとらえるようにしましょう。
ポジティブに受け取らないと、やってられませんしね(笑)
メモをとる
そんな教え方が下手な先輩や上司から教わるときは、とにかくメモをとるようにしましょう。
メモが残っていたら、体系だっていないバラバラな内容を後から「これって何だったのかな?」と考えやすくもなります。
また、メモと違うことをその教える先輩や上司が言ってきたら、「あれ、私の誤解かもしれませんが、前にこのように聞いたように思うのですが…?」などと聞きやすくなります
もちろん最初からは、何を聞いたらよいかわからない状態でもあるとは思います。
でも、必死にメモをとっていたら、聞くべき材料もそろってくるものです。
とにかく何でもメモをとることからはじめてみましょう。
その上司や先輩を観察する
また、メモを取りつつ、その教えてくれる上司や先輩を観察する姿勢も大事です。
仕事の手順などをその人なりに教えてくれますが、その手順の教え方が雑だったりします。
それならばその先輩がやっていることを観察して、雑な部分の補完を自分でするイメージです。
例えば、
- 何のための仕事なのか
- この作業の目的は?
- ここで優先することは何?
- どのような方法なのか?
- 回数は?
- 他に使う場面があるのか?
といった上記のような観点で観察していくと、自然と質問もでてくるしメモも整理しやすくなると思います。
求められているレベルが高いのですが、新人のうちにこれが身についたら怖いものはなくなります。
『仕事は盗むものであり、教わるものではない』なんていいます。
「いやいやちゃんと教えてくれよ」とも正直思いますが(笑)、その先輩や上司の教え方が下手な事実は動かせないので、こちらでやり方を察する感じです。
自ら質問をするようにする
説明が下手くそな先輩や上司には観察だけでなく、こちらから質問もしてわからないことを補完してうめていくしかありません。
上に紹介した、
- 何のための仕事なのか
- この作業の目的は?
- ここで優先することは何?
- どのような方法なのか?
- 回数は?
- 他に使う場面があるのか?
のような視点は質問のときでも使えると思います。
もちろん、その瞬間その瞬間ですぐに質問が思い付かないことも多々あると思うので、後であらためて考えて、わからないことを書き出し、整理してから聞く感じにしてもいいです。
そして、教え方が下手な人はバラバラな感じで知識を教えてくることも多くあると思うので、全体像や概要を意識した質問をしていき、なおかつ各個別の手順なども聞いていきます。
なので、今自分が、
- 概要や全体像を聞いているのか
- 個別のことを聞いているのか
を区別して質問するようにしましょう。
例えば、全体像や概要を聞くのなら
- 「これってこういうことですよね」
- 「教えていただいているのは、〇〇の1部なんですか?」
みたいな感じで自分で要約して聞き直す感じです。
そして、各個別の手順や工程を聞く場合は、
- これはどういう意味がある作業なんですか?
- この作業の意味はなんですか?
などと聞いてみると各個別作業に意味や理由も把握しやすくなります。
また、各工程の細かい作業なども、できたらその先輩に実演してもらいながら教えてもらいましょう。
その教え方の下手な先輩や上司から得た知識を、再構築していくことを目標に質問する感じです。
相手の何がわからないのかわからない人には?
教えるのが下手な人は、相手の何がわからないのかわからないことも多いです。
特に先輩が優しいタイプなのに教え方が下手だったらこのタイプの可能性大。
なので、そんな優しいタイプの先輩や上司だった場合、わからないことがあれば積極的に聞くのもありとは思います。
その先輩に良さを引き出すようにするイメージで質問するといいですよ。
できるなら少しずつ質問する
ある程度教えてくれると、こちらにある程度は作業をまかせられたりもします。
そんなとき8割9割できてから質問すると、全部ダメでやり直しなんてことも…。
なので、できるなら少しずつ進んでは質問するくらいでいいです。
もちろん、そんなに何度も質問できないとは思うので、少なくとも最初の段階だけでも聞いておくと、方向性が大きく間違えにくくなると思います。
その先輩や上司が概要や全体像を意識して教えることができないので、こちらが気をつかって方向性を確認してあげるイメージです。
できるなら、少しずつ。
ダメでも、最初、中間、終わりあたりの3つでは聞きたいです。
まあ、教えてもらっている先輩の性格やタイプで質問回数は考慮してみてくださいね。
メモや質問もまとめていく
メモや質問した内容を随時(ずいじ)まとめていくようにしたらいいです。
何というか、自分なりのマニュアルをつくるイメージ。
メモや教えてもらった内容をほったらかしにしておくと、わからなくなったりするものです。
ましてや、仕事の教え方が下手な上司や先輩なので、こまめにまとめていかないと余計にわからなくなります。
まとめる過程で新たな疑問点もでてきたりもするので、がんばってメモ類を再構築していくようにしましょう。
同時に自らも学んでいく
メモして観察して質問していくと、ある程度は仕事を把握できるとは思います。
もしそれでも仕事内容が把握できないなら、先輩や上司から教わるだけでなく、自ら学ぶこともやっていきましょう。
(しかし、本当に教え方が下手な先輩にあたると大変ですね。笑)
日々、教え方の下手な先輩と接していたら、聞ききれないくらいの疑問もでてくるかもしれません。
それらをネットなどで検索して調べてみるんです。
もちろん徒労に終わることもあるとは思いますが、自ら主体的に学んだり調べたりすることでその先輩や上司に質問もしやすくなります。
ここまでするのは正直大変だと思いますが、その上司や先輩が教えるのが下手くそなのだから仕方ないです…。
『自分で調べて学び、聞き、想像し、試し、それでもダメなら他の方法を試すのが仕事だ!』なんてことを言う人もいるくらいなので、今のうちに身につけておくと今後の社会生活がかなりやりやすくなると思いますよ。
他の相談できる先輩を見つける
その上司や先輩があなたの教育担当だとは思いますが、教え方が下手すぎならちょっと大変すぎます。
もちろんその先輩や上司との仲をよく保つために、その先輩や上司中心に質問などはした方がいいと思います。
でも、職場によっては他の相談できる人もいたりするのではないでしょうか。
例えば、
- 朝早く出社したとき
- その教育担当者が外出中のとき
- その教育担当者が休みのとき
などなど教育担当者以外の先輩に聞けるタイミングのときもあると思います。
そんなタイミングがあるなら、その他の先輩にも相談してみましょう。
私も朝早く出社したときなどに、別の先輩からアドバイスをもらったりしていました。
そんなアドバイスをもらうことで、その先輩とも仲良くなったりもしましたよ。
反面教師だと思う
仕事を教えるのが下手な先輩や上司にあたると、本当に困った感じで気持ちも落ち込み気味にもなってしまいますよね。
そこで、そんな先輩や上司のことを反面教師と思うようにしたらいいです。
反面教師だとその先輩をとらえると、将来自分が教えるときの学びになると少しでもプラスにとらえることができます。
また、反面教師と思うことで、少し離れた感じで先輩を見ることができて冷静にその先輩にも対処しやすくもなったり。
特に威圧的(いあつてき)に教えてくる人には反面教師と思うことで、その威圧的な態度も学びに変換できます。
まあ、そうはいっても人間なので嫌な気分は完全には消えないのですが、「反面教師」と学びになるプラス要素があるおかげで、嫌度を減らせるイメージです。
世の中、0か100ではありません。
嫌度を少しでも減らすことができると(例えば100から50に減らせたら)、大変に思える状況も乗り越えたりできるものですよ。
まとめ
仕事の教える人が下手な人の特徴をまとめて、その対処方法を解説しました。
この記事で紹介した方法は私も教え方が下手な人にあたったときに実際にやって効果があった方法です。
少しでも今の状況を改善できるヒントになればうれしいです。
お仕事がんばってください。
また、下の記事は新入社員でやることがないときの対処方法を紹介した記事です。
こちらもあわせて読んで新人での生活に役立ててくださいね。
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