新人がわからないことを聞きにこないと教育が大変ですよね。
「新人さんが聞いてくれないから」と少しの間、確認しなかったら、とんでもないミスに発展していることもあったりします。
こちらはこちらで忙しいから、わからないことを聞いてくれたら助かるのですが…。
そこで、新人がわからないことを聞かない、聞きにこない理由を分析して、その対処方法を解説していきます。
この記事を読んで、新人さんへの対処に役立ててくださいね。
新人がわからないことを聞かない理由は?
聞くことがマイナスなことだと思っている
新人さんがわからないことを聞いてくれてないのは、聞くことをマイナスなことだと思っている可能性があります。
- 聞くことが恥ずかしい
- 質問すると怒られそうで怖い
などなど思っているかも。
性格にもよるかもしれませんが、何かを聞くことって恥ずかしかったりします。
例えば、日本人は授業中の質問が少ないですよね。
これって質問することが恥ずかしいからということでもあります。
また、自分が新人時代のことを思い返してみると、先輩に質問するのは緊張したものです。
新人だと仕事でわからないことも多い上に、先輩の性格などもわかりませんものね。
私も新人時代に緊張しすぎて、あきらかに変な質問をしたことがあって、その場の空気が凍ったこともありましたよ(笑)
変なプライドがある
新人さんに変なプライドがあると、先輩に質問できないこともあります。
先輩に質問することは自分がわからないことを認めたことにもなるので、変なプライドが影響して聞けないんです。
先程もお伝えしましたが、聞くことって恥ずかしかったりしますし。
そんなプライドで聞けないことのほうが、あとでもっと怒られる可能性があるのにね…。
私も後輩ですごい偉そうな人がいたことがあって、その人はプライドからか質問をあまりしなかったです。
結局大きな失敗して、上司からこっぴどく怒られていました。
ちなみに下の記事は新人が偉そうな場合の対処方法を紹介しています。
こんなタイプで質問しない場合は下の記事も参考にしてみてくださいね。
聞くことが必要だとわかっていない
新人さんが質問してくれないのは、聞くこと自体が必要だとわかっていないこともあります。
わからないことを質問することが大事だと思っていないということ。
新人さんによって育ってきた環境が異なるので、今までの人生で質問の重要性に気付くことができなかったということもあるんです。
学生である間は、ある意味、受け身な姿勢でも大丈夫だったことも大きいのでしょうね。
何がわかっていないか把握していない可能性がある
何がわかっていないのかを把握できていないから、何を聞いていいのかわからないってこともあります。
確かに何がわかっていないのか自分の中で整理できていなかったら、適切な質問ってできないです。
わからないことをわかっていないという哲学的な感じの状況(笑)なので、質問できなくても仕方ないのかもしれません。
しかし、『わからないことがわからない』なんて混乱の極みですね(笑)
そもそもやる気がない
かなり少ないとは思いますが、その新人さんはそもそもやる気がないので、聞いてきてくれない可能性もありえます。
「じゃあ、なんで会社に入ってきたんだ?」って思いますが、やる気はないけど「働くことはしよう」という感じなんでしょう。
正直、面接で見抜いてほしかったです(笑)
でも、入ってきたものは仕方ないので、こちらも付き合うしかないですね。
まったく困ったものです。
新人が何も聞いてこない、聞きにこないときの対処方法は?
こちらからアプローチする
新人さんから聞いてくれないなら、こちらからアプローチをしていくといいです。
聞いてこないからと放置していて後になって確認すると、とんでもないミスが多くあった方が大変になりますしね。
なので、
- 「何か困ったことない?」
- 「〇〇の部分はとてもミスしやすいので、確認させて」
などと、こまめに聞きつつすすめていくといいです。
新人はどのタイミングで声をかけていいのかわからないものと考えて、困っていることに気付いていあげる姿勢が大事ですよ。
そのほうがあなたも後々のフォローをしなくてすみますしね。
わかっていないことを整理させる
新人さんがわからないことを聞いていこないのは、『わかっていないことを整理できていないから』とも言えます。
そこで、新人さんに何がわかっていないかを整理してもらうために、紙に書き出させるのもいいです。
頭の中だけで考えても思考の整理ってやりにくいもの。
でも、不思議なんですが、紙に書き出すと整理できたりします。
新人さん何がわからないか混乱していたら、何がわからないかを紙に書き出してみることをすすめてあげてくださいね。
やり方をメモやマニュアルでしめしてあげる
その新人さんが聞くことを恥ずかしかったりマイナスに思っているなら、文書をしめしてあげるのもいいです。
その新人さんは聞くことが苦手かもしれませんが、文書を自分で一つ一つ確認しながらやっていくのは得意なこともありえます。
例えば、
- マニュアルがあるなら、どこに書いてあるか教えてあげる
- やり方をメモでしめしてあげる
などをしてあげればいいです。
もちろん、こまめな確認もしてあげてくださいね。
「判断に迷ったら聞いて」と伝える
何度も言いますが、新人さんは混乱して何がわからないのかもわからないんです。
なので、「わからないことがあれば聞いて」では、わからないことに気付けていないので質問してくれないことも。
そこで、「わからないことあれば聞いて」ではなく、
- 「判断が自信がなくて迷うなら聞いて」
- 「自分の判断に自信がなくて責任持てないなら聞いて」
などと言っておくと新人さんも聞きやすくなります。
新人さんも判断のタイミングで自分がわかっているかどうかを考えやすくなるからです。
実際こんな言葉がけをすると、新人さんからの質問は一気に増えましたよ。
しかし、言葉かけ一つで変わるものなんですね。
本当にコミュニケーションって面白いですねぇ。
実は自分が聞きにくい雰囲気を作っている可能性も
新人さんが聞きにこないのは、実は自分が聞きにくい雰囲気を作っている可能性もあります。
「そんなことない」と思われるかもしれません。
でも、目の前の仕事が忙しいと、意外と新人さんのことを適当にあつかっていたりするんです。
目の前に仕事に真剣だと、表情も険しくなっていることも多くありますしね。
例えば、「わからないことがあったら聞いてください」と新人さんに伝えていたとしても、仕事が忙しいときに聞かれたら「そのくらい自分で考えてください」というふうに返したりすることも(笑)
まあ、
- 新人さんの質問の内容が悪かった
- 新人さんの聞くタイミングが悪かった
などなどいろいろあるとは思いますが、新人さんからするとビックリするような対応を無自覚に行っている可能性もあります。
なので、声をかけられたら、できる限りおっくうがらないことです。
新人さんから見ると、聞きにくい人に限って聞きづらいオーラを出していることもあるようですよ。
新人は子供や小学生みたいな存在と思う
新人さんと接する心構えとして、『新人さんは子供や小学生みたいな存在』と思うといいです。
新人を一人の大人として見るから、イラッとしてしまいます。
でも、新人さんを子供のように考えると、この記事で紹介したような内容もやってあげやすくなるものです。
多くの社会人が「新人教育は忍耐」と言っています。
これは、いわば子育てと同じですよね。
新人さんも緊張していて力を発揮できなかったり、世間の常識を知らなかったり、社会から見たら子供みたいなもの。
なので、新人さんと接する時は『子供に言うのと同じくらい丁寧に伝えてあげて、はじめて伝わるもの』ぐらいに考えるとちょうどいいかもしれませんね。
まとめ
新人さんがわからないことを聞いていこないときの理由や対応方法を紹介しました。
新人さんが聞いてこないと困ってしまいますが、自分もかつては新人だったと思います。
この記事を参考にして、新人さんと適切に接してあげてください。
仕事に加えての新人とお付き合い、日々がんばってくださいね。
下の記事は新人が元気がないときの対応方法を解説した記事です。
よければこちらもあわせてお読みくださいね。
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