幼稚園で子供がお友達から嫌いと言われた…。
そんなことがあったら、親もちょっと心配になったりしますよね。
そこで、この記事では幼稚園で嫌いと言われたことの理由を整理して、親の対応方法をお伝えしていきます。
この記事を読んで、子供との幼稚園生活の参考にしてみてくださいね。
幼稚園で嫌いと言われたのはなぜ?子供が言われた理由は?
大人の思う『嫌い』とは性質が違うので…
幼稚園で子供がお友達に嫌いと言われたら、親もちょっとショックだったり…。
でも、幼稚園くらいの子供の言う『嫌い』は、大人の思う『嫌い』とは少し性質が違うんです。
大人が「あの人が嫌い」と言うのは、本当に嫌いになってしまって関わりたくない気持ちの表れ。
でも、幼稚園くらいの小さい子供は、
- 一緒にごっこ遊びして自分は良い役につけなかった
- 遊びの途中でしたいことと違ってきた
- こちらのペースで動けない
- こちらの言うことを聞いてくれなった
などなど、自分の思う通りにならなかったことで、簡単に「嫌い」と言ってしまいます。
大人だったらこの場面で「嫌い」と伝えると、どんな影響があるのかも考えますが、子供はそこまで考えず自分の気持ちのみを優先して話したりするんですね。
幼稚園児なので、語彙力(ごいりょく)がない
幼稚園くらいの小さい子供が簡単に「嫌い」と言ってしまうのは、単純に語彙力(ごいりょく)がないからということもあります。
語彙力がないので、単に自分の思い通りにならなかっただけで、「嫌い」と言ってしまうんです。
例えば、友達から誘われたことでやりたくないことがあれば、「私は〇〇したくないので、やめる」などと言えばいいはず。
でも、そんな表現ができずに、「〇〇ちゃんは嫌い」と極端な表現になってしまう感じ。
このように語彙力がないので、大人だったら言わないような表現を使って言ってしまうんですね。
好きだからこそ嫌いと言ったりすることも
幼稚園くらいの小さい子供だったら、好きだからこそ「嫌い」と言ったりすることもあります。
まあ、幼稚園くらいの小さい子供だけでなく、子供は好きだから嫌いと言ったり、意地悪したりなんてこともよく聞きますよね。
素直に気持ちを表現できなくて、少しでもかまってもらおうと「嫌い」と言ってしまっているかもしれないといいうことです。
気になるからちょっかいをかけるというか…、しかし…、かわいいですね(笑)
その子がきつい性格だから
語彙力がなかったり、気になっているからこそ「嫌い」と言っているかもしれませんが、その「嫌い」と言っている子供は少々きつい性格とも言えるかも。
語彙力がないとはいえ、幼稚園くらいの子供になれば「嫌い」という言葉の強烈(きょうれつ)さはなんとなくわかっていたりするもの。
そんな感じでなんとくなくわかっているのに、その子供が嫌いというふうにストレートに表現できるのであれば、きつい性格ともいえるでしょうね~。
きつい性格の子供であると、あなたのお子さんだけでなく、どの子供に対してもわがまま気味にあげあしをとったりしている可能性もあります。
また、そんなきつい性格になっているのなら、親の性格の影響もあるのかもしれないですね。
幼稚園で子供が嫌いと言われたときの親の対応は?
いろんな性格の子供がいることを理解する
幼稚園で子供が「嫌い」と言われてしまったときに、親のあなたはいろんな性格の子供がいることを理解することが大切です。
上でもお伝えしましたが、嫌いなんていう子供は、きつい性格の子供さんかもしれません。
また、好きだからこそ、かまってもらいたくて「嫌い」と言って、本当は嫌いなわけでもない可能性もあります。
こんな感じで、いろんな性格の子供が幼稚園にはいるもの。
いろんな性格の子供がいると大変に思えるかもしれませんが、逆に考えると、『いろんな性格の子供さんがいることで、子供は成長できる』ともいえるんです。
子供はいろんな性格の子と一緒にいろんなことをすることで、お互い傷つけたり、傷ついたりしながら人間関係の築き方を学んでいます。
子供なので「嫌い」という極端な言葉で表現していますが、大人だってそんなふうに傷つけあいながら距離感など人間関係の築き方を学んでいっているはず。
こんな感じで、いろんな性格の子供がいることは、子供の成長のためにもなっているんですね~。
基本はほっておく感じで…
自分の子供がお友達から「嫌い」といわれたら、親が介入(かいにゅう)したほうがいいのか悩まれているかもしれません。
そんなに激しい感じの仲たがいでなかったり、そこまで自分の子供が気にしていないようであれば、基本ほっておく感じでいいでしょう。
(もちろんケンカがあまりにも激しいようであれば、先生や親も仲介してあげる必要があります。その場合の対応は次の項目でお伝えしています。)
子供には子供の世界や人間関係があるので、変に介入してしまうと、そんな人間関係を壊してしまいかねないからです。
なので、基本的には「気にしない」と母親があっけらかんとした感じで子供と接してあげましょう。
単に「嫌い」と言われた程度ならさらっと流していいと思いますよ。
もし激しい場合は…
もし、
- ケンカがあまりにも激しい
- 陰湿な意地悪
- 多数対1のいじめ
- 子供から「助けてほしい」と言われた
など激しい場合はいろいろ幼稚園の先生に相談するなり親が動いてあげたほうがいいでしょう。
先生に相談したら、幼稚園の状況も教えてくれるので親も冷静に判断しやすくなりますし、先生も相談されたら意識して見てくれるようになります。
先生も親から頼られると、その訴えを無視するわけにはいかないですからね。
また、子供さんから訴えがあったときなどは、子供の気持ちのケアもしてあげる必要もあります。
嫌いと言われた子供さんの話を聞いて共感して支えてあげるのも大切。
- 「嫌だったんだね~」
- 「大変だったね」
- 「△△ちゃんから嫌いと言われているかもしれないけど、ママは〇〇(自分の子供)が好きだよ」
などなど子供の話を聞きながら、子供の気持ちのケアもしてあげましょう。
幼稚園の先生に実際の仲を聞いてみる
そんなに激しいケンカでない場合も、幼稚園の先生に実際の仲を聞いてみるのもいいと思います。
幼稚園の先生に「嫌いと言われたのですが、仲悪いのですか?」などと聞いてみましょう。
そうすると、
- 「ちょっと張り合ったりすることもありますが、仲良く一緒に遊んでます。」
- 「ケンカすることもありますが、次の日は何事もなく遊んでいます。」
などと答えてくれるかもしれません。
実際の幼稚園の状況がわかったら、親も安心できるものです。
もしここで継続的に嫌なことをされたり、陰湿な意地悪をされているのなら、上でお伝えしたように先生に気を付けてもらうようにお願いするといいと思います。
まとめ
幼稚園で子供がお友達から嫌いと言われる理由を整理して、親の対処方法をお伝えしました。
多くの嫌いと言われる場合は、大丈夫なケースも多いです。
幼稚園児はまだまだ小さい子供なので、陰湿ないじめする発想そのものがなかったりします。
激しいケンカでなかったり、子供さんが気にしていないようであれば、ほっておく感じでいいと思いますよ~。
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