わからないことを聞くと怒られる…。
仕事でわからないことがあるのに聞いているのに、納得できなかったりしますよね。
例えば、わからないことを聞くと、
- 「なんで自分の頭を使って考えないの?」
- 「それくらい自分で覚えろ」
などと説教をはじめられるので、今度は自分なりに調べたりしていたら、
- 「わからないのなら、ちゃんと聞け」
- 「こっちに聞きに来い!」
と言われたり…
「まったくどうしろと言うんだ!」と叫びたくもなります(笑)
そこで、この記事ではわからないことを聞くと怒られる原因を整理して、仕事の質問で怒られるときの対処方法を解説します。
この記事を読めば、意味なく怒られる日々から抜け出せるヒントがあるかも?
わからないことを聞くと怒られる原因は?
自分に問題がある場合も
わからないことを聞いて怒られるのは、その怒っている上司や先輩だけでなく、自分に問題がある場合もあるんです。
例えば、
- 聞き方が悪い
- タイミングが悪かった
- その上司や先輩からみて学ぶ姿勢が感じられなかった
などなども考えられます。
「でも、そんなに怒らなくても…」という気持ちにもなると思います。
たしかに私も理不尽(りふじん)に怒られたときは、そんな気持ちになります(笑)
でも、その上司や先輩を怒らすきっかけを与えている可能性があるというふうに受け止めたほうが改善もしやすくなりますよ。
上司や先輩も忙しい
その怒ってくる上司や先輩も忙しいものです。
だから、質問しているだけなのに怒っているかもしれません。
あなたの教育に集中できたら怒らなくても大丈夫かもしれませんが、そんなことはなく自分の仕事も抱えつつあなたの教育もしています。
自分の仕事をこなしつつ、あなたの教育までするのは大変です。
やっぱり忙しいと、どうていもイライラして怒ってしまうこともあります。
上司や先輩が忙しいという事情もあるということをわかってあげましょう。
実は私も今は指導する立場になってます。
そんな上司や先輩のポジションになっている私がいいますが(笑)、上司や先輩も大変なんですよ~。
感情コントロールできないタイプである
その先輩や上司が感情コントロールができないタイプである可能性もあります。
世間には感情コントロールが苦手で必要以上にイライラして怒ってしまう人っているものです。
「そんな人が上司や教育担当なの?」と疑問に思うかもしれませんが、そんな人でも出世してしまうこともあります。
例えば、
- 世渡りがうまかった
- 年功序列的な会社だった
- 感情制御はできないけど仕事はできる
すると、感情コントロールが未熟でも出世できたりします。
そんな人に質問しても、聞き方によっては責められているように感じてしまうこともあったり。
そんなふうに自分の精神的なキャパが小さいために、怒ってしまうんです。
相手の気持ちで考えられない
相手の気持ちで考えられないから、質問しただけで怒る人もいます。
やっぱり新人時代は誰しもわからないことだらけだったはず。
そんな新人時代の気持ちを忘れているんです。
もしくは能力が高くて新人時代からなんでもできた人だったのかもしれません。
そんな場合もわからないことを聞く人の気持ちは理解できないでしょう。
しかし、こんな人を教育担当にしないでほしいですね。
適材適所って言葉を会社はわかっているのでしょうか(笑)
説明能力が低い、もしくはその人もわかってない
『説明能力が低い、もしくはその人もわかっていない』ために質問すると怒ってごまかすケースもあるようです。
正直「ちょっとふざけんな。」って感じですが(笑)、うまく答えられないことを聞かれると誰しもイラッとするもの。
上司や先輩といえども、仕事の全てをわかっているわけでもないし、会社の事情などもわからないことも多々あるものです。
そんな上司や先輩の事情もわかってあげてくださいね。
仕事の質問で怒られるときの対応方法は?
聞き方を見直す
まずは自分の聞き方を見直すことからはじめてみましょう。
質問の仕方などを工夫することで、怒られることを回避しやすくなります。
やっぱり戦略や考えなく質問していくと、怒れることも多いですしね。
質問の仕方を工夫することは、質問の(怒られにくい)戦略をねる作業ともいえます。
相手を変えることは難しいです。
なので、まずは手っ取り早くできる『聞き方』から変えるようにしましょう。
そんな聞き方・質問の仕方(怒られにくい戦略)については、次から具体的に説明していきますね。
相手の都合を考慮する
質問するときには相手の都合を考慮して聞くと、怒られにくくなることも。
やっぱりその先輩や上司の都合やタイミングを考えずに質問すると、その先輩もイラッとします。
そこで、まずは相手の都合を聞くようにしましょう。
例えば、
- 「今お時間よろしいでしょうか」
- 「〇〇の件ですが、今少しお時間大丈夫でしょうか」
などなど都合を聞いてから、本題の質問に入るようにしたら相手の受け止め方も変わってくるものです。
また、相手の都合を聞いてから質問するのは、「マナー的に大事」と考えている人も多くいるので、マナーの部分でも相手から評価を得やすくもなりますよ。
自分なりに仮説を立てたり調べたりした上で聞く
自分なりに仮説を立てたり調べたりした上で聞くようにすることで、相手の印象も変わって怒られにくくなったりします。
仮説を立てたり調べたりすることを伝えることで、考えたり努力した姿勢をしめすことにもなるからです。
- 「〇〇のように考えましたが、この方向であってますか?」
- 「〇〇を試してみましたが、どうもうまくいきません。申し訳ありませんが、改善点をアドバイスいただけませんか?」
- 「〇〇のマニュアルを読みましたが、この部分がよくわかりません。〇〇かと思ったのですが、どうにも違う感じがします。」
などのように聞けば、自分の努力を伝えることができて相手の印象が変わります。
また、仮説を立てたり調べてから聞くと、上司も
- その仮説があっているかどうか判断できる
- どこまで理解しているかも判断できる
など思考のとっかかりができてアドバイスもしやすいです。
仮説を立てることは社会生活を送る上でとても役立ちますし、上司や先輩と接するときの処世術にもなるのでやってみてくださいね。
同じことを聞かないためにメモを取る
もしかしたら、あなたが同じようなことを聞いてしまっているから怒られている可能性もあります。
そんなときにメモをとらないと、よけいに印象が悪くなるものです。
特に先輩や上司から「前にも言ったよね」的なことを言われているなら、メモを取っていないからかもしれませんよ(もしくメモを真剣にとっていないように見られているからかも。)
なので、
- 同じことを聞かないためにも
- 相手の印象を良くするためにも
メモをとるようにしましょう。
新人の処世術として『メモをとるふりだけはしろ!』なんてものもあるくらいなんですよ(笑)
また、メモをとることで聞いたことの証明にもなります。
毎回微妙に違うことを言ったりする先輩もいるので、そんなときは「このときはこのようにメモしていたのですが、私の誤解だったのでしょうか?」などと聞けたりもします。
質問内容をあらかじめ整理しておく
質問するときにポイントをしぼって質問していないから、怒られやすくなっていることもあります。
やっぱりポイントしぼって質問しないと、相手からするとイライラするもの。
長い質問は何が聞きたいかわからなくなるし、相手も時間をとられてしまいます。
なので、質問内容をあらかじめ整理しておきましょう。
質問を何となくするのではなく、質問する前に整理してから聞くようにしたら怒られにくくもなります。
フワッとした質問をされると、質問を受け付けた先輩はそのフワッとした背景まで考えなければなりませんしね。
また複数質問があるときは、何度もわけて質問すると上司や先輩も嫌がるものです。
複数質問があるときも整理して、上司の都合がいいときにまとめて聞くようにしましょう。
反論はしない
反論されると否定されたと思い、不愉快になるものです。
わからないことを聞いているのに怒られているので、反論したくなる気持ちもわかります。
でも、反論しても相手の機嫌を悪くするだけで、新人の立場からするとあまりメリットがありません。
なので、怒られても反論せずに、話をとりあえず受け止め怒りが静まったら、「ご指導ありがとうございます。やってみます。」と引き下がるといいですよ。
ああ、社会で生きていくって大変ですね(笑)
上司や先輩の機嫌もちゃんと見ておく
やっぱり上司や先輩も人間なので、イライラすることがあります。
なので、上司や先輩の機嫌をちゃんと見ておくことが大事です。
その教えてくれる人の性格などを把握するようにしたらいいでしょう。
しばらく同じ期間をすごすと性格などもわかってくるもの。
どういうときに機嫌がよくて、どういうときに機嫌が悪くなるのかも、上司を『機嫌』という尺度(しゃくど)で観察しているとわかってきます。
優しそうな別の先輩に聞く
上に紹介した内容をすれば、少しは怒られるのも改善されているとは思います。
でも、その上司や先輩の根本的な性格に問題があって
- ヒステリックだったり
- 高圧的だったり
すると全く改善されないかもしれません。
その場合は別の優しそうな先輩を探して聞くようにするといいです。
厳しい職場でも一人くらいは比較的聞きやすそうな先輩がいないでしょうか。
そんな先輩に相談してみましょう。
もしそんな先輩がいない場合なら、下の記事が参考になると思うので読んでみてくださいね。
「わからないから聞いてるのに…」と相手の怒りを引きずらない
怒られると「わからないから聞いているのに…」と複雑な気分にもなります。
相手の怒りをこちらがずっと引きずっても、落ち込むだけです。
そして、そんな落ち込んだりした姿勢を、その先輩や上司から見られると、よけいに怒られたりもします。
やっぱりオドオドしている人を見ると、よけいにイラッとするものです。
すぐ怒ってくる相手の心情を変える事は難しいです。
なので、自分の心の持ちようを変えるようにして必要以上に引きずらないようにしましょう。
まとめ
わからないことを聞くと怒られる理由とその対処方法を解説しました。
怒られるのは嫌なものです。
しかも、わからないことを聞いているだけなのにね(笑)
でも、現実的にそんなことってあります。
この記事を参考にそんな現実を少しでも変えてみてくださいね。
また、下の記事は質問の仕方だけでなく、怒られたとき全般の対処方法を解説した記事です。
こちらもあわせて読んで参考にしてみてくださいね。
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