法事で親戚との会話をすることに気が重く感じたりもしますよね。
正直、親戚付きあいってめんどくさいものです。
「法事なんてなければいいのに…」なんて思ってしまいますが、あるのだから仕方がないです…。
そこで、この記事では法事での
- 親戚との会話の話題
- 会話で困らない状況になるためにやっておくといいこと
を解説していきます。
この記事を読んで、親戚付き合いの参考にしてみてくださいね。
法事で親戚との会話がめんどくさい!どんな話題にすればいい?
故人の思い出話をする
法事の話題で定番の話題は、やっぱり故人の思い出話です。
会話など雑談でのコツは相手との共通の話題で話すこと。
故人との思い出話は、法事参加者にとって共通の話題にしやすいです。
もしアルバムや故人の写真などがあると、故人の思い出が思い出されて会話のきっかけになったり。
ただ、故人が配偶者側の親類で、故人のことをあまり知らない場合もあるとは思います。
例えば嫁にきた立場なので、あまり詳しくなかったり。
そんな場合であれば、故人のことを知るいい機会だと思って、故人の性格やエピソードなどを質問してみるのもいいでしょう。
故人のことをよく知らないのであれば、次に紹介するような話題を出してもいいと思います。
木戸に立ちかけし衣食住(きどにたちかけし衣食住)
故人のための法事ではあるのですが、故人の話だけではどうしても話題がなくなってしまいます。
そこで、『木戸に立ちかけし衣食住(きどにたちかけし衣食住)』の話題を使えばいいです。
『木戸に立ちかけし衣食住』は会話のきっかけになる話題の頭文字をとっています。
会話や雑談の方法の本などを読むと、あまり親しくない人との会話のときに役立つと紹介される定番の話題ネタです。
木戸に立ちかけし衣食住は、
- 木(き):気候(天気)
- 戸(ど):道楽(趣味、スポーツ、映画、テレビ)
- に:ニュース
- 立(た):旅
- ち:知人
- か:家族
- け:健康
- し:仕事
- 衣:ファッション
- 食:グルメ
- 住:住まい、家、暮らし
のことです。
この中でもき・ど・に・た・し・住は会話が苦手な人でも比較的使いやすいので、具体的な会話例などとあわせて紹介しますね。
あなたの環境に合う感じで、アレンジしてみてくださいね。
き:気候(天気)
気候(天気)の話題は一番最初の会話のきっかけ作りにしやすい話題です。
多くの会話の本などでも、気候の話題は定番で紹介されています。
例えば、
- 今日はとってもいいお天気なので、故人(父、おじちゃん、おばちゃんなど故人の呼び名で言う)も喜んでいると思います。
- 雨がすごかったけど、道中大丈夫でしたか
- 〇〇には桜(季節の花を言う。菜の花、コスモスなど)が咲いてましたね
などなど気候を会話のきっかけにしやすいです。
ど:道楽(趣味)
スポーツや今流行っている音楽や映画なども、会話の共通点も見つけやすいです。
(上にも書きましたが、会話や雑談は相手との共通の話題を見つけると話が弾みやすくなります)
道楽の例を下に紹介すると
- 故人はゴルフが好きでしたよね。私はウォーキングが趣味でよく歩いています。
- なにか運動とかされてますか?
- 〇〇さんはお休みの日は何をされているのですか?
ちなみに休みの日のことを聞くと、「子供と遊びに行っている」などと相手の親戚の家族構成がわかったりすることも。
そんなに親しくない親戚なら家族構成もよくわかっていないことも多いと思うので、ここから会話のきっかけになったりしますよ。
に:ニュースの話題
今話題のニュースも相手と共通の話題になりやすいです。
例えば、
- 〇〇のニュースを見ましたか?〇〇って大変ですよね。
- 〇〇みたいなことがあると、故人は喜んでいましたよね。
このニュースネタで会話すると、親戚から「確かに〇〇は大変でよね。私はしないように△△に気をつけています」など相手の価値観などを知れやすくなるので、そこから会話が展開していきやすくなります。
ニュースネタは相手の親戚から聞かれることもあると思うので、話題のニュースなどを事前にチェックしておくといいかも。
た:旅
旅行の会話もあまり親しくない相手でも、比較的盛り上がりやすい話題です。
- 故人は〇〇に旅行に行ってましたよね。
- ここに(法事の場所)どのように来られたのですか?
- 私は先日△△に行ってきました。□□でなかなか良かったですよ。
- 【親戚の名前】さんは旅行など行かれるのですか。
- 最近行った旅行先はどこですか?
などなどです。
また、法事には遠方から来られている親戚もいると思うので、そんな親戚がいたら旅行の話題にもつなげやすいと思います。
例えば、親戚が車で長距離運転で来ているなら、「普段も車で旅行されるのですか?」などと聞けるのではないでしょうか。
し:仕事
仕事の話題も会話のネタとして取り上げやすいです。
あまり仲の良くない親戚なら何となくぐらいしか、わかっていないことも多いですしね。
- 【親戚の名前】さんは〇〇の仕事をされていたのでしたっけ?
- 【親戚の名前】さんはどんな関係の仕事に就かれているのでしたか?
などなど。
ただ、相手が仕事について「まあ、事務関係ですね」などと大まかに返されるのであれば、自分の職業についてあまり話したくないと思っている可能性も。
その場合は深く聞かず、別の話題に切り替えましょう。
逆に言うと、自分が仕事についてあまり答えたくない場合は、大まかな感じで返すと良いということですね。
住:住まい、家、暮らし
そんなに仲が良くない親戚なら住んでいる場所も、ボンヤリとしかわかっていないことも多いです。
そこで住まいや暮らしのことを話題にしてみるのもいいでしょう。
- 【親戚の名前】さんは確か〇〇にお住まいでしたか?
- 〇〇の名産って何ですか?
- 〇〇の近くに行ったことがあります。
- あれ、今どこに住んでらっしゃるんでしたっけ?
などなど。
また、法事が開催されている場所を話題にしてもいいです。
- 〇〇はのどかでいいですね。私が住んでいるのは自然が少ないので、うらやましいです。
- 〇〇はやっぱり都会ですね。私は田舎住まいなので、ビックリしています。
- 〇〇に来たのは初めてです。〇〇の名産は何があるんですか?
など、法事が開催されている場所のことも共通の話題にしやすいです。
法事の親戚との会話に困らないためにやっておくといいこと
相手からの質問には一問一答で返さない
相手と会話するときで大事なのは、一問一答で返さないようにすることです。
相手からの質問に対して、1つの答えしか言わないとやっぱり会話が広げにくいもの。
例えば、
趣味は何ですか?
↓
ウォーキングです。
で終わってしまうと、「ああ、そうなんだ」と会話が終わってしまったりすることも。
(相手の親戚が会話力があれば、話題を広げてくれるかもしれませんが…)
これは、一言返すだけでは「あまり話したくないのかな」という印象を親戚に与えてしまうからでもあります。
なので、一つの質問があれば、一問一答ではなく、二答以上を返すように意識してみましょう。
例えば、
趣味は何ですか
↓
ウォーキングです。昨日も歩いてきました。やっぱり歩いていると季節の移り変わりを感じます。最近は春の空気が気持ち良いですね。
などと二答以上を返すようにすると、相手も会話のきっかけがつかみやすくなります。
ここまで話すと、相手の親戚からも、
- 私も春で気持ちよくて、ウトウト居眠りしてしまいました。
- 春のウォーキングは気持ちいいですね。
などと返答が返ってきやすくなります。
それらが会話のきっかけになって、話も展開しやすくもなるものです。
一緒に行く連れに一緒にいてもらうように伝える
配偶者など一緒に行く連れが離れてしまうので、なんとも言えない雰囲気になることもあります。
例えば、配偶者側の法事の場合は、アウェイ感(敵地感)があるものです。
配偶者の夫(妻)も久しぶりに親戚と会うので、その親戚と話したくなる気持ちもわからないではないのですが、できるかぎり一緒にいてもらうように事前に頼んでおきましょう。
事前に頼んでおくことで、一時的に配偶者が離れても、また頃合いをみはからってあなたの所に帰ってきてくれたりします。
よく知らない親戚と違って、やっぱり配偶者とは何でも会話できますし、別に法事だからといって親戚と話せずに配偶者同士で話してもいいわけですしね。
私も法事に行くときは事前に配偶者に頼んでいます。
法事の間は基本的に二人で話したり、二人で子供の相手をしたりしてますが、配偶者同士で話していても変な雰囲気になったことはないですよ。
(もちろん義理の父母とのコミュニーケーションをはかったり、他の親戚とも最低限の挨拶などはするようにはしてます。)
数時間なので仕事と割り切る
法事は年に何回もないことですし、数時間ガマンしたら会食が終わるケースも多いと思います。
なので、「数時間だから仕事と割り切る」と決意するのも結構いいですよ。
仕事と割り切って、ニコニコ微笑している感じ。
単に「ああ嫌だぁ」と思うと、耐えきれなかったりもするのですが、「これも仕事」と思うと不思議と耐えれたりもします。
もしくは「これは修行」なんてふうに考えるのもいいです。
単に『嫌で無駄な時間』と思っていたものを、自分で『仕事』『修行』などと意味づけしてるイメージ。
こういう意味づけすると、いろんな嫌なことも耐えれたりもするものですよ。
話しやすい親戚を見つける
話しやすい親戚を見つけて、その親戚とコミュニケーションをはかるのもいいでしょう。
- 年齢の近い人
- 話好きそうなおばさん
- 同じ立場の人(もしあなたがお嫁さんなら、いとこの嫁さんなど)
などコミュニケーションがはかりやすそうな親戚も中にはいると思います。
このように話しやすい親戚を見つけておくと、次回親戚付き合いがあるときに役立つものですよ。
今後の付き合いのために親戚関係をリサーチしておく
今後の付き合いのために、親戚関係をリサーチにしておくのもいいです。
最初の法事だったら特にリサーチは大事ですし、今までリサーチの意識がなく何となく法事に参加していただけなら、今からでも遅くないと思います。
次にどんな親戚の集まりや親戚付き合いがあるかわかりませんしね。
親戚関係のことをリサーチしておくと、次の親戚の集まりがあったときなどに、会話もしやすくなります。
なので、配偶者に
- 「あの人誰だっけ?」
- 「〇〇さんの職業って何?」
などを聞いておくと、次回から会話もしやすくなって、気まずさがマシになったりしますよ。
片付けをする
法事が家でやっていて、あなたが女性の場合は片付けなどを手伝えばいいと思います。
最近は外で会食することも増えているので、家で法事をやっていないかもしれませんが、もし家でやっていたらチャンスともいえます。
片付けを手伝ったりすると、時間も経ちます。
何もせずに座っていたら、時間の流れも遅く感じたりするものです。
また、片付けなどを手伝えば、自然と周りの親戚と話もできることも。
このように女性の場合は、片付けを手伝うのもいいと思います。
まとめ
法事で親戚との会話について解説しました。
法事での親戚付き合いって正直めんどくさいですよね。
この記事がそんな法事での会話や行動の仕方の参考になれば幸いです。
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