新人が同じことを聞くと、「エッ!」ってなってしまいますよね(笑)
「いやいや、ちゃんと教えたつもりだけど…」と複雑な気持ちに…。
そこで、新人が同じことを何度も聞く場合の対処方法を解説します。
この記事を読めば新入社員が同じ質問を繰り返すときの改善方法のヒントが見つかるかもしれませんよ。
新人が同じことを聞くときの対処方法は?
同じことを何度も聞くことはどういうことかを話す
その新人さんが同じことを何度も聞くのであれば、『何度も同じことを聞く』ということに悪びれていない可能性もあります。
そこで、先輩から同じことを何度も聞くことはどういうことかを話すといいです。
- 聞けばいいと思っていないか?
- 相手の時間を奪うことであるをわかっているのか?
- メモをちゃんとしているか?
などなどを優しく伝えてあげましょう。
メモの習慣化をうながす
何度も質問する新人さんの特徴として、『メモをとらない』ってこともあります。
「いやいやメモとれよ」って話ですが、とらないんですね~(笑)
なので、そんなメモもとろうとしない新人さんには、メモの習慣化をうながすことからはじめましょう。
また、「メモは業務内容を覚えるために必要でもあるし、聞こうとする姿勢を他の社員に見せることにもなる」と伝えてあげてもいいかも。
新人さんは周りからどう見られているかも気にしているものなので、メモをとってくれる気持ちになってくれるかもしれません。
『メモをとるふりだけはしろ』はという新人処世術があるくらいですからね(笑)
自分なりに手順をまとめるように伝える
メモのままほっておくと、あとで見返してもわからなくなるもの。
そこで、そのメモから自分なりに業務の手順書をまとめておくことも、その新人さんにすすめてあげるといいです。
なんというかメモを清書するイメージ。
新人さんにとって復習にもなって、整理もできるのでおすすめの方法です。
そして、その新人さんなりの手順書ができあがったら、その手順書を見せてもらってチェックしてあげたらよりいいと思います。(なかなか時間的には大変とは思いますが…)
そして、その手順書の作り方もわからない可能性があるので、サンプルなどを作ってみせてあげたらいいです。
(私はある新人さんに手順書を作ってもらったら、ものすごい量のリストを渡されたこともありました。手順書の書き方がわからないこともあるんです。笑)
あなたの職場の内容にもよりますが、
- 業務の概要
- 確認するべきこと
- 間違えやすいこと
- 忘れると大変なこと
などをまとめるように伝えたらいいでしょう。
職場にはマニュアルがあるかもしれませんが、マニュアルは普遍的な内容であることが多く、応用や細部はやっぱり自分で覚える必要があることも多いですしね。
なんというか自分なりのマニュアルを作らせるイメージでもあります。
逆質問してみる
その新人さんは不安で自信がないために、何度も同じことを聞いてくる可能性もあります。
これは理解はしているはずなのに、その新人さんが自分で考えて判断できていないということです。
なので、不安感から何度も同じことを聞いてくるのであれば、「〇〇さんはどう思う?」と新人さんに考えさせるように逆質問してみたらいいです。
また、「それはどうやるのだったかな?」と逆質問してみてもいいかも。
これは新人さん自身に考えさせる習慣を身につけさせることにもつながりますよ。
なぜ同じ話を聞くのかを探ってみる
上記のようにメモをとることや自分なりにまとめることをすすめても、やっぱり同じことを何度も聞いてくるのなら、なぜ同じ話を聞くのか探ってみるといいです。
威圧的(いあつてき)にならない感じで、「何で同じこと何度も聞いてしまうの?」と探ってあげる感じ。
そうすると、
- メモのとり方が悪い
- 調べ方がわからない
など根本的な部分がわかっていないことが把握できたりします。
その原因がわかれば、やり方をしめしてあげたりして対処すればいいだけです。
自分の教え方も見直す
何度もその新入社員が同じことを聞いてくるのなら、自分の教え方が悪い可能性もあります。
例えば、
- 「この資料みてやっておいて」
- 「自分のやり方を見て覚えて」
など無自覚に丁寧ではない教え方をしていることもあったり。
やっぱり日々の業務で忙しいので、自覚なしに新人さんへ丁寧に教えてあげなかったりするものです。
そんな場合は自分の教え方やコミュニケーション方法を見直す良い機会だととらえて、改善していくようにしましょう。
ときには厳しく言うのも
あまりに覚えてくれないのであれば、厳しく伝えるのもアリかと思います。
仕事をなめているような新人さんには、ある程度の恐怖(笑)も必要な場合も。
同じ質問を繰り返すだけでなく、他の態度も問題があるような新人さんには、ときには一喝(いっかつ)することも必要だったりします。
ただ厳しく伝えるときの注意点として、厳しく言うときは、上司や同僚などに相談してから言ったほうがいいです。
上司や同僚に相談することで巻き込むことができて、『あなたが、ただ、いじめているだけ』のように見せないためでもあります。
しかし、社内政治まで必要なんて、正直、新人教育って本当にめんどくさいですね(笑)
新入社員が同じ質問ばかりするときの心構えは?
自分の新人時代を思い出す
新人さんから同じ質問ばかりされると、やっぱり嫌になるものです。
だって、人間だもの(笑)
そこで、自分の新人時代を思い出してみましょう。
そうすると、「自分の新人時代も大したことなかったな」と少しはその新人さんに対して優しくなれたりします。
また、新人時代のことを思い出すと、今自分が当たり前だと思っていることが、新人さんにとって当たり前ではないことに気付けたりすることもあったり。
そんなことを思い返すと、その新人さんにもおおらかな気持ちで接しやすくなるものですよ。
「前にも言ったよね」はできる限り言わない
新人さんを教える姿勢として、「前にも言ったよね」はできる限り言わないようにすることも大事です。
何度も同じことを聞いてきたら、「前にも言ったよね」と言いたくなりますが、ちょっとガマンしましょう。
新人さんに「前にも言ったよね」と言ってしまうと、
- 「前にも言ったよね」とショックを受けて質問できなくなり自分一人で暴走
- 萎縮(いしゅく)してミスをおこす引き金になる
などのことがおきてしまったりします。
なので、できる限り「前にも言ったよね」は言わないようにしましょう。
ただ…、あまりにひどく同じことを聞く場合は…言ってもいいかもしれません。
3回こえて、5回も10回も同じことを聞かれたらやっぱりうんざりしますし。
その新人さんもただ同じことを聞くだけでは成長できないので、ときにショックを与える意味で言ってもいいかも。
「前にも言ったよね」を言うか言わないかは、程度にもよると私個人的には思います(笑)
教えるのは大変だけど…
新人教育は大変です。
でも、教えるのは大変ですが、
- 他人の成長にやりがいを感じられる
- 教えるスキルやコミュニケーション力、相手のことを理解する力などの人間力が向上する
などのメリットもあります。
同じことを何度も聞かれたら、こちらも嫌になりますが、そんなときはプラス面に注目してやりすごすようにしましょう。
まとめ
新人が同じことを聞く場合の対処方法を解説しました。
新入社員を育てることは本当に大変です。
本当に「新人教育お疲れ様!」な感じとは思いますが、がんばってくださいね。
新人教育は自分自身の成長にもつながりますよ。
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